青は無限の可能性の象徴

トリニータvs.ロアッソ 青と赤のスタジアム

 日頃、Jリーグの公式映像制作のお仕事で大分トリニータの実況を担当しています。5月3日の土曜日もレゾナックドーム大分での第13節 大分トリニータとロアッソ熊本との試合を担当しました。

 選手も、クラブも、サポーターも、同じ九州内のチームとの対戦は熱量がいつもよりあがります。このダービーマッチの高揚感が私は大好きです。

 その熱量を映像、音声、実況でお伝えすべく、私たちも気合が入ります。「この雰囲気、素敵だな」と思ってもらえるような言葉を添えられたらと私は準備をしています。

「90分後、このスタジアムに轟くのは『大分よりの使者』か、『カモン・ロッソ』か。」

「大分の青は別府湾や豊後水道に代表される大分の大自然そのものです。無限の可能性を示す青です。」

「熊本の赤は火の国・熊本、そして熊本を象徴する阿蘇山のイメージの赤。燃える情熱、勝利の意欲を示す赤です。」

 それぞれの誇りを少しづつしのばせて、大分、熊本を背負って戦う選手、サポーターにエールを送りました。(送ったつもりです。笑)

 スタジアムの中ではライバル。試合を離れれば仲間。

 ワクワクしながらスタジアムに向かい、何を食べようかと迷い、選手たちの動きを追い、推しの活躍を祈り、喜び、悔しがる。大好きなクラブとフットボールのある幸せな日常です。